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人口予測で仕事を変える 11(Ver.2)

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「人口予測で仕事を変える 11(Ver.2)」


「中国展開と基本戦略」


日本の高度経済成長
その要因は様々なことが言われている。


しかし、私は、
次のことが主な要因と考えている。


その成功要因の1つは、
これまで説明してきたとおり、人口ピラミッド
※1950年の人口ピラミッドはコチラ


この理想的な人口ピラミッドに加え


敗戦後、「這い上がろう」とする高いモチベーション、強烈な欲で
先進国の技術を日本人の得意な「真似る力」で真似をする。
その真似した技術を低賃金で良質な労働力で形にしていく。


つまり、
先進技術+低コスト


先進技術を持っている先進国の多くでさえ
日本の急成長に勝てなかったのも理解できる。


日本は短期間にGDP世界2位という偉業を成し遂げる。
日本人自身はこのことをあまり凄いとは認識していないが、
日本以外のアジアと話すと、
この「偉業」の成功要因を知りたくてたまらないと質問される。
(当の日本人はそこまで意識がないように感じるが・・・)


箇条書きにすると、次の要因だ。


■高いモチベーション、強烈な欲(敗戦後から這い上がる極限状態)
■日本人の得意な「真似る力」で先進国の技術を真似る。(日本人の性質から来るものだろう)
■良質で低賃金の労働力
■人口ピラミッド⇒膨大な労働力+膨大なマーケットが期待できる。



人口ピラミッドはこれまでお話ししたとおり
団塊の世代と団塊ジュニアの世代が急激な人口増となり
それが膨大な労働力と膨大な消費につながる。


上記の要因が組み合わさって、強烈に成長したのだと思う。


しかし、
今、日本は大きく変わった。


■モチベーション、欲は高くない。(極限状態ではなく、満たされた状況のため)
■日本人の得意な真似る力を生かせない。(既に日本は先進国であり、真似される立場)
■高い賃金の労働力
■人口ピラミッド⇒労働力+マーケットの縮小(企業は売上、利益を上げづらい⇒国内は悪循環)



この状況だ。


日本が有望な中国やインドに進出するということはどういうことか?
それは過去の日本に、
今の日本が勝負を仕掛けるようなものだ。


中国などは次のような状況なのだ


高いモチベーション、強烈な欲
先進国の技術を真似る。
良質で低賃金の労働力
膨大な労働力+膨大なマーケットが期待できる。(自国の需要を期待できる)


「このマーケットを狙いたい。」
そう日本企業がこのマーケットを狙おうとするのは正しいと思う。
しかし、ここで中国への展開を3つの基本戦略から考えてみたい。


「コストリーダーシップ戦略」
「差別化戦略」
「集中戦略」



ご存じのとおり、この戦略の3つの基本パターン


「コストリーダーシップ戦略」


これは業界トップ企業の典型的な戦略
つまり、シェア1位など事業規模を最大化し、大量生産により生産コストなどの低減を図り、低コストを実現する。
膨大な量を生産することで圧倒的な低コストが実現するというものだ。


しかし、この戦略による「低コスト」を超える「低コスト」を中国やインドなどは実現してしまう可能性がある。
以前の日本のように、低賃金の労働力が自国にあるのだ。
しかも、日本企業が中国に工場を作るのとは違い、企業のほぼ全従業員を低賃金として、低コストにしてしまうことだって、可能なのだ。


では、


「集中戦略」はどうか?


「集中戦略」は特定の領域を対象とし、資源を集中する戦略だ。
特定の製品に集中したり、特定の顧客に集中したり、特定の地域に集中したりする。
戦略としては素晴らしい。


だが、集中することで、低コストを実現させるのであれば、これも同様だ。
それを上回る「低価格」を中国が実現してくることも考えられる。


仮に、日本がその「低価格」に打ち勝ったとしても、それは利益率の低下につながる。


2011年の日本の一人あたりの購買力平価は34645ドル
対して中国の一人あたりの購買力平価は8288ドルだ。


日本以上に低賃金であり、日本人以上に低購買力だ。


利益はほとんど見込めない状況になる。
しかも、日本は高い賃金の労働力なのだ。
この点を注意しなくてはならない。


そして、最後の


差別化戦略


多くの企業が狙うべきはここだろう。


しかし、単純な差別化をした場合、日本人が過去やってきたように真似される可能性がある。
そこを意識した真似されない差別化が必要だろう。


日本独自のもの。
有名な味千ラーメンだって、その1つだ。


中国は単純に考えれば、日本の10倍の人口だ。
また、アジア全体を考えれば、非常に大きな市場が期待できる。


差別化戦略でも、期待できる市場は膨大。
だからこそ、中国企業では実現できない差別化は有望だと考える。


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悲観的

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「悲観的」


ここ数日
「人口予測で仕事を変える」という記事を書かせていただいている。
問題点を立て続けにお話ししていることから
「悲観的なことばかり、言うなよ」という方もいると思う。


確かに問題点を続けて提示させていただいているので
そう思われるのも無理はない。


悲観的になることで
マイナスの面が大きくなる場合は
このブログを読まれない方が良いと思う。


それでも、私は読んでいただいている方にお伝えしたいことがある。


あなたにお伝えしたいのはそういうことではない。


問題点を提示させていただくが
それに対して、


「大変だ」と悩み
「どうして良いか分からない」と嘆いていただきたいと思っているのではない。


むしろ、逆だ。


数々の問題はあるが、それを超えるだけのアクションをとっていただきたいのだ。


確かに日本は厳しい。
逆風だ。


以前であれば、10社あったら、7社はうまく行く状況だったかもしれない。
会社が良ければ、そこで働く従業員も良い。
雇用や収入も良くなれば、グッドサイクルが回り始める。


でも、今はそうではない。


逆風だ。
7社はダメなのかもしれない。
いや、それどころか、ファーストリテイリングの柳井さんの言葉ではないが
一勝九敗かもしれない。


ほとんどのことは失敗する。


当然、そのような企業は多くなり
その従業員も生活は厳しくなり、比較的うまく行っている1~3割の企業にも影響を与える。


全体として厳しくなっている。
全てが以前と同じようにうまく行くなどどう考えてもありえない。


ただ、その状況を押さえ
事実に目をそむけず
その状況で
どうすべきかを考える。


それが重要だと思っている。


以前、ご紹介した
坂本龍馬の言葉をここでもご紹介したい。


「俺は落胆するよりも、次の策を考える人間だ。」



次週から、またお話をしていきたいと思う。
問題は多いが、そこで落胆するのではなく、次の策を考えるのだ。


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偉大な音楽家

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「偉大な音楽家」


本日は土曜日
今朝は仕事のことを考えながら
久しぶりにスティービー・ワンダーを聴いている。


彼のことご存知の方がほとんどだと思うが、
目が見えない音楽家ということで記憶されている方が多いと思う。


本日はWikipediaなどを参考にしながら
彼のことを書きたい。


彼は未熟児網膜症が原因で生まれてからすぐに目が見えなくなる。
その彼がわずか12歳の時に「フィンガーティップス」を発表した。


それがこれだ。
当時は彼が目が見えなかったニュース性もあり、一気に人気が出たのだと思う。
これで全米No.1となり、一躍人気が出た。
(映像はかなり古い)





でも、それで終わるわけではなかった。


そこからが凄まじい。


今や
計22部門で米国を代表するグラミー賞を受賞
最も受賞回数の多い男性ソロ・シンガーだ。


「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」でも
ベスト10に入っている。
(実はビートルズとは年齢が離れているのに、12歳でデビューしたことから、ほぼ同等のキャリアでもある)



1974年にグラミー賞を初受賞をした曲


その曲が「You Are the Sunshine of My Life」や「Superstition」だ。
彼が22歳の時の曲だ。


今回、彼の言葉とその曲をご紹介したい。


「私は盲目を悪い部分と考えていない。
むしろ、それは人生の本質みたいなものと考えている。
考え方、使い方で人生を良くも悪くもする。」



「You Are the Sunshine of My Life」
後半がその曲(You areから始まる部分)
前半はIsn't She Lovely。これも有名だ。





そして、「Superstition」
これは私のとても好きな曲だ。
強烈な力が湧いてくる。





さらに私のお気に入りの動画
それがスティングとのものだ。
彼も私は好きだ。
大好きな2人がこれまた大好きなThe policeの「Roxanne」をやったものだ。
かなり豪華だ。
現在、スティービーは61歳
スティングは59歳
まだまだ、二人には第一線で活躍していただきたい。
オヤジになっても格好の良い二人を見れるのは本当に幸せなことだと思う。


(今回はほぼ自己満足でしかないが。。今朝の気分を書かせていただいた)






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ドラえもんは好きか?

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「ドラえもんは好きか?」


数日前、ある方と二人で新宿を歩いている時。
ふと変な話題になった。


仕事の話でも、
プライベートな話でもなく


「ドラえもん」の話題になった


今、20代の方などには想像できないかもしれないが
私が小学校の時代


ドラえもんは今で言うと、「ONE PIECE(ワンピース)」のようなものだった。
日本を代表する漫画だったのだ。


「コロコロコミック」という月刊漫画雑誌


その雑誌にドラえもんは連載されており
月1回の発売日が本当に楽しみだった。
小学校の頃、それを皆で読んでいた。


そのドラえもんの話だった。


彼は私とは意外なくらい、違う意見だった。


「ドラえもんって、嫌だよね」


それから彼はこう話した。


「のび太がドラえもんに頼りすぎていて、嫌だ」


主役の一人である「のび太」がドラえもんに頼りすぎていて、嫌いなどという意見だったのだ。
私は即座に「人なんて、完璧じゃないし、頼り過ぎのところもあるけど、のび太にも凄いところがあるんですよ」と笑いながら言っていたが、全く違う意見だった。


そのどちらの意見が正しいか?


それはどうでも良い。


ただ、そんなことがあったからかもしれない。


今回の名言は「ドラえもん」の名言をご紹介しようと思う。
探してみたら、興味深い動画がyoutubeにあった。
「ドラえもん」には「こんなにも良い言葉があったのか?」と思えるほど、素晴らしい言葉が多かったのだ。
興味がある方はご覧いただきたい。


ドラえもんの作者 藤子不二雄の2人組が中学2年の時、手塚治虫の「新宝島」に衝撃を受け、そこから苦労を重ね、日本漫画界を代表する漫画家になったのだ。
この言葉は彼らの言葉でもあるのだと思う。
私が子供の頃はそれに気がつかなかったが、今見ると、その言葉の素晴らしさに気がつく。






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「日本企業の中国展開」


「今のところ、中国で展開する予定がないので、日本の話をしてほしいですね」


私の友人からそのような意見をもらったことがあった。
この後、中国展開の具体例を話していこうと思っていた。


でも、このシリーズを続けていくと、中国に興味のない方には意味のない話になってしまう。
そのため、今回で中国の話のポイントを押さえ、次回から日本国内の話をしていきたい。


中国について、確実に押さえてほしいこと。


それだけ、話したい。


これまで話したとおり、
日本の人口減少、市場縮小
それに対して、中国やインドなどの市場と人口ピラミッドは魅力的なのだ。


そこに強烈な可能性があるのは事実だ。
巨大な人口
それだけではない。
消費をする年齢層の人口が多いのだ。


「今、すぐにでも中国でビジネスがやりたい」


そう思う方がいても無理はない。


実は人口ピラミッドだけであれば、途上国の多くが理想的な形だ。
しかし、多くの途上国が発展しない。
成長のスピードが遅い。


そこには「教育」が必要なのだ。
先進国の技術などを「真似」するにもそれを「真似る」力
「学ぶ」力が必要だ。


その点で中国やインドは有望だ。
世界最高峰と言っても良いハーバードビジネススクールなどにも
日本人以上に中国、インドの学生が多くなっている。


そもそも、ビジネススクールでなくとも
ハーバード大学でもその傾向は高まっている。
少し前になるが、2008年および2009年のハーバード大学の学部と大学院の生徒数は


日本人は107人


それに対して、中国人は何人か?


実は421人もいる


先進国が築き上げてきたものを貪欲に学び、
自国の有望な市場で自国の良質で低賃金の労働力で展開していく。
大きく伸びる確率は格段に高まる。


先進国の最先端商品


その代表の1つがiPadだろう。
私もその1人だが、すぐに購入した。


しかし、そのiPadでさえ、2010年4月末時点で中国はもう既につくっていた。
香港と隣接する深センの電気街などにはiPadの海賊版が既に売られていたのだ。


本物よりもやや厚みがあり、形はやや細長いらしいが、USBは3個搭載し、OSはウィンドウズらしい。
最終的にはずっと良いコピーを工場で作れるようになるらしい。


「海賊版なんて、悪いモノだ」と決めつけるのは確かにそうなのだが・・・。
それを作る技術があるということだ。
しかも、先進国よりも圧倒的な低賃金でそれを形にすることができるのだ。


先進国よりも圧倒的な低賃金


「中国は貧富の差が大きい」


この点を評論家やメディアなどには「貧富の差が激しい中国はまだまだだ」と言っているのを耳にするが、これは違う。
そもそも、ニューヨークなどでも汚い場所は汚い。
貧しい方も多い。
でも、日本は差がなさすぎるのだ。


貧富の差があるからこそ、
いや、貧しい方がいるからこそ、
人口や人口ピラミッド以上に今後の強烈な需要や欲が期待できる。
低賃金の労働力もあるのだ。
ほとんどの人が満たされている、差がない日本ではそれが難しい。


中国の全ての人が比較的満たされ、高収入になったら、中国の魅力がなくなる。
貧しい方がいるからこそ、
満たされない方がいるからこそ、
日本企業が「コストリーダーシップ戦略」や「集中戦略」によって、低コストを実現させたとしても、それを上回る強烈な低価格を中国企業に実現されてしまう。


「では、中国の低賃金の労働力を使えば良いだろう」


そう考える方もいるだろうが、企業全体が低賃金であるのと、企業の大半が先進国の高い賃金で一部を中国の低賃金とするのでは意味が違う。
後者で中国企業にも勝てる低価格を実現するには相当な無茶をする必要があるだろう。


あの「低価格」を実現させているファーストリテイリングでさえ、相当な無理をしてそうだ。
事実かは分からないが、ユニクロの中国の秘密工場は月給2万円と週刊文春2010年4月28日号は報じている。
しかも、圧倒的なクオリティの高さを求めつつ、その賃金で働いてもらっているらしい。
そのくらいやらないと、圧倒的な低価格は実現できないのだろう。


つまり、中国の労働力を使えば、「低価格」は実現できるなどという安易なものではないのだ。


そこで「差別化戦略」が有望だと言う話をした


しかし、この差別化も先のiPadのようにすぐに真似される可能性がある。
だからこそ、「差別化戦略」の基本に戻ってほしい。
「差別化戦略」は製品の差別化だけではない。


製品の性能やデザインの差別化
これだけではすぐにコピーされる。
そうではなく、ブランド、独自技術、顧客サービス、販売チャネルなどを組合せ、顧客に高い価値を提供し、競合に簡単に模倣されないものとする必要がある。


これは「差別化戦略」の基本
その基本に忠実にすること。
特に競合に簡単に模倣されないようにするという点が中国などに展開する時に意識しなければならないことなのだ。


大戸屋や味千ラーメンなどの中国進出


以前も少し説明した味千ラーメンもそうだ。


それは日本の定食や九州とんこつラーメンという差別化をしている展開だ。
競合に簡単にコピーされるものではない。
中国人が真似をしようとしても、中国人が日本の定食を作るよりも、日本人が日本の定食を作る方がプロモーションなども容易だ。


こうしたものが中国展開で成功する差別化戦略の代表的なものだろう。



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