消費者の感情 3(再)~ 売上増加

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消費者の感情 3(再)

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※本シリーズについては、しばらく時間があいてしまったため、第1回目から第9回目を再度1回1回お伝えしている。
最近読み始めた方にもご安心いただけると思う。
(10回目をすぐに読みたかった方にはご迷惑をおかけするのだが。。)


消費者の感情 3


それでは、消費者の収入についてまずお話ししたい。


現在、人々の収入がどのような状況にあるのか?
これにあなたと一緒に見て行きたい。


以前、ご紹介したこともある。
日銀の「生活意識に関するアンケート調査(第49回)」
これを使って考えていく。


調査は2012年3月に実施したもの。
全国の満20歳以上の個人4000人を対象にし、有効回答者数は2238人のものだ。


まず、見ていくのは「現在の収入を1年前と比べると、どうか?」という質問に対する回答だ。
上が2012年3月の結果、下が2011年12月の結果だ。





2012年3月の調査結果
増えた  6.7%
変わらない 44.5%
減った   48.7%



2011年12月の調査結果
増えた  6.8%
変わらない 43.6%
減った   49.4%






日銀の情報サービス局の調査結果では
「『減った』が前回の調査と比べ、減少し、『変わらない』との回答が増加した」とまるで改善したように述べられている。


確かに数値的にはそう言える。


「減った」は49.4%から48.7%と減少し、
「変わらない」は43.6%から44.5%と増加している。


でも、「増えた」が0.1%減少したとも言えるし、
何より、よく考えてほしい。


この調査は有効回答者数は2238人。


サンプル数が少なすぎる


0.1%は2人。
1%でも20人程度。


そのため、「減った」と答えた人が
49.4%から48.7%と0.7%程度減少したとしても、それは減少とは言えない。
それに「変わらない」が43.6%から44.5%の増加したとしても、それも0.9%程度の増加だ。
その差をもって断定はできない。


「細かい数字にこだわらなくて良いのか?」


そのような疑問をお持ちかもしれない。
確かに細かい数字にもこだわる必要はある。


だが、「大数の法則」で言われているとおり、本来1/6ずつ目が出るサイコロのようなものでも、2200サンプルで6択であれば、最高の値と最低の値で40くらいの開きは当然のように起こる。
しかも、今回の調査は3択だ。上記のような差は差と言いがたい。
(「大数の法則」をご存知ない方はネットで検索してほしい。)


そのため、見るべきところはそこではない。
もっと大きな違いにフォーカスすべきだ。


重要なこと


重要なことは「増えた」よりも「減った」方が多いということだ。


ここは2012年3月も2011年12月も同様だ。


例えば、3月であれば、「増えた」のは6.7%。
逆に「減った」のは48.7%。
「減った」は「増えた」の7倍強だ。


ほぼ半数の方が1年前と比べ、減っている。
そして、増えた方はほとんどいない。


これが実体だ。


富裕層以外を対象としたビジネスをしている方はこのような顧客を相手にしている。


しかも、この調査が聞いているのは「1年前の収入の増減」だ。
例えば、3年前や2年前に給与が大幅に減ったが、1年前と比べて変わらない方は「変わらない」ということになってしまう。
その意味で「変わらない」方々も、ずっと収入が変わっていないとは言いがたい。


1年前の調査結果


ちなみに1年前の2011年3月の調査結果は次のとおりだ。





2011年3月
増えた  7.3%
変わらない 44.0%
減った   48.2%






この時も同じく、「増えた」人の7倍近い人が「減った」のだ。
約半数近くの収入が減っているのだ。


毎年収入が落ちている方もいるだろう。
だが、一方で毎年ではないにせよ、収入減を経験している方もいるだろう。
そう考えると、半数以上の方は「収入」減を経験している状況にある。


大半のビジネスではここは外してはいけない。
そして、今ビジネスがうまくいっている方もここを外してはいけない。
これから、顧客の大半の財布からお金はなくなっていく。


そうなってから準備するのではない。
そうなる前から準備すべきだ。


次回はそれに対する「顧客の感情」についてお話ししていきたい。


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[ 2012/05/16 13:00 ] 顧客心理 | TB(0) | CM(0)



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