老子との対話 5~ 売上増加

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老子との対話 5

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老子との対話 5


消費低迷の中、ビジネスは非常に厳しくなっている。
「あの企業は大丈夫でしょ」と安定が決して覆されることはないとされていた大手企業でさえ、甘くない状況にある。


そのような状況で増えているものがある。


「コラボ」だ


一企業、一組織の力では生き抜くことができない。
そこで、他の企業と協力し、共同で事業を展開していくことが増えているのだ。


真先に最近の例で頭に浮かぶのは2012年9月27日に開業したユニクロとビックカメラの「ビックロ」だろう。


両社のブランド力、集客力の相乗効果を狙い、ユニクロは売上高で年間約100億円、ビックカメラは約500億円を見込んでいる。


一店舗で年間数百億円の売上を見込む大規模なビジネスだけではない。小規模ビジネス。中でも個人事業主の方などでも、一人では限界がある集客を他の個人事業主などと協力し合うことにより、集客を倍増させていくということが以前より行われている。


CMなどでは、サントリー「BOSS」とソフトバンクのコラボCMなどもある。こちらは広告をよくチェックしている方であれば、記憶されているだろう。


これらを見ていると、「孫子の兵法」が頭に浮かぶ。
「戦わないことが最善の策」というものだ。


「百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり。」


というものがある。
意味は、百度戦い百度勝利するのは最善の策ではない。戦わずに敵を屈服させることこそ、最善の策であるという意味だ。
「コラボ」もこの類いだろう。
でも、「コラボ」だけではない。


会社員の方であれば、社内の昇進などもそうだ。
上司と戦い、同僚と戦い、部下を罵倒する。そのような方は間違いなく出世できない。
あなたが相手と戦って勝ったとしても、「言いすぎたな」とあなた自身の気分は悪くなる。
さらに相手は気分が悪い。「あいつ(あなたのこと)を絶対許さない」などと思ってしまうかもしれない。


企業は人の集まり。戦い続けたら、いつしか孤独になり、誰一人協力してくれなくなる。
当然、人事評価をする上司だって、あなたを選ばなくなるだろう。


少なくとも、同じ実績であれば、上司に好かれ、同僚に好かれ、部下に好かれているような方が上司を味方につけ、周囲を味方につけ、昇進していく。戦わないことは、「戦」だけではなく、人間関係にも言えることなのだ。


老子は次のように言う。


「最高のまことの善とは、たとえば水のはたらきのようなものである。水は万物の生長をりっぱに助けて、しかも競い争うことがなく、多くの人がさげすむ低い場所にとどまっている。(中略)心のはたらきとしては奥深いのが善く、人との交わりでは情け深いのが善く、ことばでは信義を守るのが善く、政治としては平和に収まるのが善く、事業としては有能なのが善く、行動としては時にかなっているのが善い。すべて模範として争わないでいるのが、善いのだ。」


文章の一部は必ずしも関連性がよくないと中国思想研究の第一人者金谷氏は述べている。
そのため、少し「うん、よく分からないな?」という方もいると思う。


ただ、ここで押さえてほしいのは水のように「競い合うことはしない」ことを模範とすることだ。水のように多くのことに貢献しても、「オレがやった」と競い合うことをしない。
様々なことで実績を残した方をイメージしてほしい。その方が「自分が自分が」ではなく、「アイツよりもオレの方が凄い」でもない。
そのように戦わない人をどのように感じるのか?
いや、「オレがオレが」と周囲と戦い続ける人と比べてどう感じるか?


「老子」「孫子の兵法」
いずれも趣旨は若干異なるが、争わないことを最善の策としている。


「ビジネスが厳しい」


市場が縮小していく中でそう考えているのであれば、まず考えるのは競合に打ち勝つことではない。人間関係だけでなく、ビジネスでも「戦い」は消耗するのだ。
戦わずにすむ方法をまず考えてほしい。老子と孫子は我々にそう教えてくれている。


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[ 2012/11/02 14:37 ] 人物 | TB(0) | CM(0)



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