人口予測で仕事を変える 12(Ver.2)~ 売上増加

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人口予測で仕事を変える 12(Ver.2)

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「人口予測で仕事を変える 12(Ver.2)」


「日本企業の中国展開」


「今のところ、中国で展開する予定がないので、日本の話をしてほしいですね」


私の友人からそのような意見をもらったことがあった。
この後、中国展開の具体例を話していこうと思っていた。


でも、このシリーズを続けていくと、中国に興味のない方には意味のない話になってしまう。
そのため、今回で中国の話のポイントを押さえ、次回から日本国内の話をしていきたい。


中国について、確実に押さえてほしいこと。


それだけ、話したい。


これまで話したとおり、
日本の人口減少、市場縮小
それに対して、中国やインドなどの市場と人口ピラミッドは魅力的なのだ。


そこに強烈な可能性があるのは事実だ。
巨大な人口
それだけではない。
消費をする年齢層の人口が多いのだ。


「今、すぐにでも中国でビジネスがやりたい」


そう思う方がいても無理はない。


実は人口ピラミッドだけであれば、途上国の多くが理想的な形だ。
しかし、多くの途上国が発展しない。
成長のスピードが遅い。


そこには「教育」が必要なのだ。
先進国の技術などを「真似」するにもそれを「真似る」力
「学ぶ」力が必要だ。


その点で中国やインドは有望だ。
世界最高峰と言っても良いハーバードビジネススクールなどにも
日本人以上に中国、インドの学生が多くなっている。


そもそも、ビジネススクールでなくとも
ハーバード大学でもその傾向は高まっている。
少し前になるが、2008年および2009年のハーバード大学の学部と大学院の生徒数は


日本人は107人


それに対して、中国人は何人か?


実は421人もいる


先進国が築き上げてきたものを貪欲に学び、
自国の有望な市場で自国の良質で低賃金の労働力で展開していく。
大きく伸びる確率は格段に高まる。


先進国の最先端商品


その代表の1つがiPadだろう。
私もその1人だが、すぐに購入した。


しかし、そのiPadでさえ、2010年4月末時点で中国はもう既につくっていた。
香港と隣接する深センの電気街などにはiPadの海賊版が既に売られていたのだ。


本物よりもやや厚みがあり、形はやや細長いらしいが、USBは3個搭載し、OSはウィンドウズらしい。
最終的にはずっと良いコピーを工場で作れるようになるらしい。


「海賊版なんて、悪いモノだ」と決めつけるのは確かにそうなのだが・・・。
それを作る技術があるということだ。
しかも、先進国よりも圧倒的な低賃金でそれを形にすることができるのだ。


先進国よりも圧倒的な低賃金


「中国は貧富の差が大きい」


この点を評論家やメディアなどには「貧富の差が激しい中国はまだまだだ」と言っているのを耳にするが、これは違う。
そもそも、ニューヨークなどでも汚い場所は汚い。
貧しい方も多い。
でも、日本は差がなさすぎるのだ。


貧富の差があるからこそ、
いや、貧しい方がいるからこそ、
人口や人口ピラミッド以上に今後の強烈な需要や欲が期待できる。
低賃金の労働力もあるのだ。
ほとんどの人が満たされている、差がない日本ではそれが難しい。


中国の全ての人が比較的満たされ、高収入になったら、中国の魅力がなくなる。
貧しい方がいるからこそ、
満たされない方がいるからこそ、
日本企業が「コストリーダーシップ戦略」や「集中戦略」によって、低コストを実現させたとしても、それを上回る強烈な低価格を中国企業に実現されてしまう。


「では、中国の低賃金の労働力を使えば良いだろう」


そう考える方もいるだろうが、企業全体が低賃金であるのと、企業の大半が先進国の高い賃金で一部を中国の低賃金とするのでは意味が違う。
後者で中国企業にも勝てる低価格を実現するには相当な無茶をする必要があるだろう。


あの「低価格」を実現させているファーストリテイリングでさえ、相当な無理をしてそうだ。
事実かは分からないが、ユニクロの中国の秘密工場は月給2万円と週刊文春2010年4月28日号は報じている。
しかも、圧倒的なクオリティの高さを求めつつ、その賃金で働いてもらっているらしい。
そのくらいやらないと、圧倒的な低価格は実現できないのだろう。


つまり、中国の労働力を使えば、「低価格」は実現できるなどという安易なものではないのだ。


そこで「差別化戦略」が有望だと言う話をした


しかし、この差別化も先のiPadのようにすぐに真似される可能性がある。
だからこそ、「差別化戦略」の基本に戻ってほしい。
「差別化戦略」は製品の差別化だけではない。


製品の性能やデザインの差別化
これだけではすぐにコピーされる。
そうではなく、ブランド、独自技術、顧客サービス、販売チャネルなどを組合せ、顧客に高い価値を提供し、競合に簡単に模倣されないものとする必要がある。


これは「差別化戦略」の基本
その基本に忠実にすること。
特に競合に簡単に模倣されないようにするという点が中国などに展開する時に意識しなければならないことなのだ。


大戸屋や味千ラーメンなどの中国進出


以前も少し説明した味千ラーメンもそうだ。


それは日本の定食や九州とんこつラーメンという差別化をしている展開だ。
競合に簡単にコピーされるものではない。
中国人が真似をしようとしても、中国人が日本の定食を作るよりも、日本人が日本の定食を作る方がプロモーションなども容易だ。


こうしたものが中国展開で成功する差別化戦略の代表的なものだろう。



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[ 2011/09/05 11:33 ] 売上増大 | TB(0) | CM(1)



中国ビジネスに関する情報、とても為になりました^^

[ 2011/09/06 13:47 ] [ 編集 ]

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