人口予測で仕事を変える 18(Ver.2)~ 売上増加

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人口予測で仕事を変える 18(Ver.2)

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「人口予測で仕事を変える 18(Ver.2)」


このシリーズも長くなってきた。
毎回、読まれている方であれば、問題ないと思うが、そうでない方はさっぱり分からない話になりつつある。


そのため、今回も少し復習をしたい。


これまでお話ししたとおり、人口の予測は高い確率で可能だ。
だからこそ、20年後の2030年の人口ピラミッド。
その予測はそのとおりになる確率は高い。
つまり、日本は55-85歳の人口中心の国となる。


そして、
現在の高齢者ニーズから考えると、その主たるニーズは「健康」と「お金」
もちろん、収入がある方もいるだろうが、収入がない方が多いだろう。
年金だって多くはないはずだ。
(逆に年金が多ければ、日本という国はさらに今の子供たちなどにその負担をさせることになる。それは別の意味で厳しい世の中だ。)


だからこそ、将来は「健康」と「お金」という2つの要素は今以上に必要不可欠なものとなる。
特に「健康」は重要だ。
「お金」だって、「健康」から生まれる。
「お金」のために働こうにも「健康」でなければ、働くことだってできないのだ。
「健康」は非常に重要だ。


20年後は国内の大半を55‐85歳の方が占めている


そして、10年後は45‐75歳の方が占めていることになる。
実はすぐそこにある未来なのだ。


これをマズローの欲求段階説から考えていきたい


まず欲求段階説を説明したい。
マズローは1970年に亡くなった米国の心理学者
その意味ではかなり昔の学説だが、何かを考える際は利用できるので、ぜひ使ってもらいたい。


マズローは、人間の基本的欲求をより低い次元のものから


1.生理的欲求(physiological need)
2.安全欲求(safety need)
3.社会的欲求/所属欲求(social need/love and belonging)
4.承認の欲求(esteem)
5.自己実現欲求(self actualization)



の5段階に分類した。
(実は後年はもう1段階追加しているが、ここでは無視してほしい。)


1.「生理的欲求」
これは生きるための欲求だ。
生命維持のための食欲・性欲・睡眠欲等の本能的な欲求


2.「安全欲求」
安全性・経済的安定性・健康状態・良い暮らしなど。
安全に生活していきたいという欲求


3.「社会的欲求/所属欲求」
人間関係を持ったり、どこかに所属していたいという欲求
この欲求が満たされない時、人は孤独感や社会的不安を感じやすくなる。


4.「承認(尊重)欲求」
自分が集団から価値ある存在と認められ、他人から尊重されることを求める欲求 


5.「自己実現欲求」
自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、具現化したいと思う欲求
(これは他人ではなく、自分が重要なのだ。自分の可能性を最大限発揮し、具現化させたいというわけだ)


上記の欲求は、1→5の順に高次となり、低次の欲求がある程度満たされないと、それよりも高次の欲求は生まれないと言われている。
簡単に言うと、次のようなイメージだ。


「食べたい」などの「生理的欲求」
「住むところが欲しい」などの「安全欲求」
「仲間が欲しい」などの「社会的欲求」
「仲間に認められたい」などの「承認欲求」
「自分の可能性を発揮したい」などの「自己実現欲求」


低次の欲求が満たされることによって、次の段階の欲求が芽生え、それを満たすために行動を起こすと考えられている。
最後の「自分の可能性を発揮したい」という段階に行きつくことができるのはごくわずかの人間。
多くの人は高くても、「承認欲求」あたりをウロウロとする。


日本では敗戦後「生理的欲求」「安全欲求」が強かった。
人口7,000万人のうち、1,000万人が餓死するかもしれないと言われた時代だ。
当然のことだ。


それが日本の成長と共に
「生理的欲求」や「安全欲求」は満たされていき、「社会的欲求」も満たされてきた。


そして、最近では「承認欲求」の段階に多くの人がいるのだと思う。
ビジネス書だって、このあたりの問題を解決するものが多かった。
つまり、「いかにして認められるか?」というものが多かったように思う。


しかし、


私は逆に戻っていくのだと考えている


20年後の日本は「健康」と「お金」が最大のニーズだ。


それは収入がなく、年金がわずかという状況の日本。
その状況ではまず、「安全欲求」を満たさなければならない。
(下手をすると「生理的欲求」の可能性もある)
経済的安定、健康状態などを安全な形にしていきたいという強い欲求を持つ方が多くなるのだ。


その意味で、日本は成長とともにマズローの段階をかけ上がってきたが、このまま上がるとは考えられない。
むしろ、逆に向かう。
「生理的欲求」や「安全欲求」
前回の高齢者の方のニーズにあるように、そこを支えるビジネスが成長する。


2010年4月24日号の週刊ダイヤモンド



1年以上前、ブログでもこの雑誌の記事を取り上げたが、「医療・クスリ・介護」を特集した記事が出ていた。
最近もそうだ。
そのような記事が多い。
今後、ますますメディアはこのあたりの題材を取り上げ、国民も気付かないうちに、ニーズは変化していく。


いや、メディアのことは抜きにしても
もう1度言うが、20年後は55-85歳が主流になるのだ。


どのようなビジネスも顧客が売上の源泉だ。
顧客の高齢化は多くのビジネスが無視できなくなる。


あなたは今何歳だろうか?
その20年後の話だ。
今とは間違いなくニーズが変化している。


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